第一段階の実技(自動車教習所内での運転)編 | 運転免許取得への道その2

運転免許
この記事は約6分で読めます。

自動車教習所入校後の流れ

自動車教習所へ入校してから卒業までの流れは次のようになります

自動車教習所入校後の流れ
  • 第一段階
    • 学科教習
    • 実技教習
    • 効果測定
    • みきわめ
  • 第一段階修了検定
    • 修了検定(実技)
    • 学科試験
  • 第二段階
    • 学科教習
    • 実技教習
    • 効果測定
    • みきわめ
  • 卒業検定
    • 技能検定

学習段階は大きく第一段階と第二段階に別れ、各段階は学科教習、実技教習、効果測定、みきわめで構成されています。学科教習等でなにをするのか次のとおりです

  • 学科教習・・・車を運転する上で必要な交通ルールやマナーなどの基本的な知識から、交通事故防止、特異な条件下での運転などのより専門的な知識を、教本を通じて学びます。
  • 実技教習・・・実際に車に搭乗して教習所内のコースや実際の道路を運転し、運転技術を身につけるための教習です。
  • 効果測定・・・学科教習で学んだ知識が身についているかを確認するための模擬試験です。教習所により実施方式はことなり、教習所のパソコンを使い行われたり、マークシートを用いて行われたりします。
  • みきわめ・・・技能教習で学んだことがしっかり身についているかを確認するためのものです。このみきわめをクリアすることで、第一段階修了検定や、卒業検定に進むことができます。

やることがたくさんありますが、カリキュラムとしては学科教習実技教習の2つです。
学科教習は、自動車教習所で配布される教本を元に行われる座学になり、事業中に眠らないよう意識すれば大丈夫です。
実技教習は実際に車を運転することになりますので、戸惑うことも多いと思います。そのためこの記事では、第一段階の実技教習で私自身が学んだことについて書いていきます。

第一段階の実技教習でのポイント

自動車教習所での実技教習は、自動車の基本的な運転技術を身につけるために教習です。
教習所内のコースを実際の車で走りながら、以下のことを習得していきます。

車の操作方法の習得

車の操作方法を習得します。 座席やルームミラーやサイドミラー、ステアリングの調整方法、ステアリング、アクセル、ブレーキ等の操作方法を習得します。 ここで重要なのは、疲れずに運転できる姿勢を覚えたり、後方・左右をしっかりと確認できるミラーの位置を覚えたり、車の操作方法を正確に理解することです。 これらの正しく車を操作できるようになるためのスキルを身につけることで、安定し安全な運転が可能になります。

車両感覚の習得

車両の操作方法を習得したら、車両を移動させる方法を学ぶことになります。ここでは車両感覚といわれるものを会得することが大事になります。

メモ

車両感覚とは、運転するクルマの前後左右に対する距離感のことです。車両感覚をつかむことで、狭い道でのすれ違いや、車庫入れ・縦列駐車などがとてもラクになります。
運転に慣れないうちは、正確な車両感覚をつかむのが難しく、ちょっとした感覚のずれから、車体をこすってしまったり、駐車スペースからはみ出したり、狭い道で対向車とすれ違うときに戸惑ってしまうというようなこともあります。

最初は教習所内のコースをでカーブの曲がり方や交差点での進路変更など、基本的な運転技術を習得します。その時に自分がいまどこを走行しているかを確認しながら運転すると良いと思います。

これらの技術をきちんと学ぶことで、車両の運転をスムーズかつ安全に行うことができます。加えて、車両感覚を掴むことで、自信を持って運転することができます。

車両感覚を掴むコツとしてはいくつかあるようですが、私は次の3点を意識するようになったら車両感覚を掴むことができるようになりました

  1. 運転席側(右側)の車両感覚
    車にタイヤは4つありますが、特に右前のタイヤの位置を意識しました。何故かというと、普通自動車の場合、右前のタイヤの位置はアクセルより少し前にあると言われます。アクセルにおいている自分の右足の少し先にタイヤがあるというふうに意識するようになってから、それまでより車両感覚をつかみやすくなりました。
  2. 左側(助手席側)の車両感覚
    車両感覚は車の左側(助手席側)が一番わかりにくいと思います。これは運転席から遠いことが原因です。しかし、左側(助手席側)の車両感覚がないと、左側に寄せて駐停車するのがとても大変にです。 左側(助手席側)の車両感覚を掴むために、車の左前タイヤが教習所のコースの白線を踏んでいるとき、運転席から見える白線が車のどの位置あたりを通っているかを覚えました。 私が通っていた教習所の教習車では、左前タイヤがコースの白線を踏んだときに運転席から見える白線の位置は、感覚的に車のボンネットの真ん中より少し左の位置にあるように感じました。 この感覚を覚てからはキープレフトもしやすくなり、駐停車する際も左側にしっかりよせられるようになりました。(駐停車については調子に乗って左側にギリギリに寄せようとして怒られることもあったくらいです(笑))
  3. 走っている位置
    運転する車が走行する範囲は車線の中に限定されます。ただ車線の幅の中でちゃんと走行できているのか最初はとても不安でした。不安に思いながら操作すると左右にフラフラしてしまい、安定した運転とは言えない状態でした。 しかし自分が運転する車の中心部分が、車線の真ん中を通ることを意識するようになってからは、フラフラすることが減り運転が安定しました。 車の中心部分の感覚は左足を意識しました。私がAT限定で免許取得したので、左足は常にフットレストに置いています。このフットレストの位置がおおよそ車の真ん中あたりになるので、左足が道路の真ん中を通っているかということを意識しました。

交通ルールの習得

車を安全に運転するには、交通ルールを厳守することが大事です。交通ルールを厳守するためには、信号の意味や道路標識などを理解することが重要です。

信号の意味

信号についてはいえば、私は小さい頃「青は進め」「赤は止まれ」「黄色は注意」と親や学校の先生から言われた記憶があります。(みなさんはいかがですか?)

しかし正しくは道路交通法施行令第2条において次のように書かれています

  • 青色の灯火(青信号)は進むことができる
  • 赤の灯火(赤信号)は停止位置を越えて進行してはいけない(ただし交差点で右左折をしている途中なら進んでも良い) 赤の点滅は、一時停止して安全を確認してから進む
  • 黄色の灯火(黄色信号)は停止線を超えて進行してはいけない。ただし黄色信号に変わったとき安全に停止できない場合を除く 黄色の点滅は、人や自転車、車に注意して進むことができる

「青はすすめ」「赤は止まれ」「黄色は注意」という単純明快ではないので、車を運転するときは信号に対して普段とは違う考え方で捉えないと危険ですね。教習所のコースにも信号が設定されていますので、教習所のコースで信号の扱いについて慣れていきましょう。

道路標識

道路標識は200種類あると言われているので全てを覚えるのは非常に難易度が高いと思います。 ただ道路標識は交通の安全と円滑を図ることを目的として設置されているので、覚えておく必要がありますし、運転中には道路標識を見逃さないように注意が必要です。

運転を始めた最初は進行方向に意識が集中して道路わきにある標識を見逃しがちです。教習所のコースを走ることを通じて運転に慣れ、視野を広く道路標識を見るということができるようになると良いと思います。

まとめ

以上が、自動車教習所での第一段階の実技教習で習うことです。

自動車教習所での実技教習は、運転免許を取得するために必要なものです。第一段階でしっかりと技術を習得することで、安全かつスムーズな運転が可能になります。 また、第一段階で学ぶことは、運転に必要な基本的な技術の習得ですが、これらの技術は運転において非常に重要なものです。 これらの技術を身につけ自信を持って安全を意識して運転することで、交通事故を防ぐことができます。また、第一段階で学んだ技術は、次の段階での運転技術の習得にもつながります。

自動車教習所での実技教習は、運転免許の取得だけでなく、安全な運転という社会貢献にもつながることを忘れずに、しっかり学んでいきましょう。

コメント